声優になるには


声優になるための必須条件

004

声優になるためには、日々の努力が必要不可欠です。

プロであっても努力を怠れば、すぐに消えてしまう厳しい世界なのです。

そこで、声優として活躍し続けるためにはどんなことをすれば良いのか、専門学校に通う前にできることをまとめたので参考にしてください。

おすすめの声優専門学校はこちら

アニメ・映画・舞台・ラジオに触れる

まずはプロの声優が活躍するアニメ・海外映画・舞台・ラジオに触れるようにしましょう。

現役プロ声優の仕事ぶりはお手本になります。

声優の声をたくさん聴くことで、人気のある声優がどのくらいレベルが高いものなのかを知ることができるでしょう。

特に声優になるために注目すべきポイントは、滑舌、感情表現、観客の楽しませ方など、言いだしたらキリがありません。

声優の技術には、決まりごとやタイミングといった観客を楽しませるコツがあるのですが、そのコツは専門学校では学ぶことが難しいので、耳と頭と口で覚えるまでひたすらプロの仕事に触れましょう。

とにかく声を出す

専門学校に通ってからではなく、声優になりたいと思い立ったらその瞬間から、発声練習を始めましょう。

初めは下手でも、毎日トレーニングを積むことが上達への近道なのです。

どんなに技術の上達した声優のプロであっても、発声練習のトレーニングを欠かしている人はいません。

練習方法として、毎日30分や一時間などと、時間を決めておくと続けやすいでしょう。

とにかく毎日欠かさずトレーニングすることで、徐々に成長の兆しというものが出てくるでしょう。

発声練習の効果がどんなものなのか、わかりやすい例としてカラオケで歌うことが挙げられます。

発声練習をする前とした後では、声域も広がり、マイクがなくても人に歌を届かせることができるようになります。

現在活躍している一流の声優も、初めは下手なところからスタートしたのです。

長い目で自分という声優を育てて下さいね。

自分の声を聴いてみる

自分の声を録音して聴いてみましょう。

自分の声は、自分に聞こえている声と他人に聞こえている声は違うものです。

普段聞きなれない声を聞くのは誰しも抵抗があるものです。

ですが、この抵抗も慣れてくることなので、心配せず聴きましょう。

自分の声を知ることは、現在の自分の実力を知ることにもなるのでとても重要です。

自分の声に慣れるというのは、声を商売道具にする第一歩です。

一歩踏み出せば、一つ勇気が生まれます。

聴いてもらう

録音した声を誰か身近な人に聴いてもらうことは、非常に重要な意味を持っています。

自分の声を自分で聞いて評価しても、上達することは難しいです。

とはいえ初めは恥ずかしいと思うので、両親に頼んで聴いてもらいましょう。

聴いてもらう際には、両親だからと言って甘えずに率直な感想をもらうようにお願いしてください。

言われた感想がどんなにキツイものだったとしても、自分を成長する肥料だと思い受け入れましょう。

まとめ

声優になるために大切ことは触れる・トレーニングする・聴いてもらうの3つです。

考えて・録音して・聴いてもらって検証する。

地道な努力の積み重ねで成果が見えにくいかもしれませんが、この地道さが揺るぎない技術力に変わるでしょう。

時間と労力を必要としますが、プロの声優を志すなら人生の時間を捧げてとことんまで追いかけてください。

身につけるべき5つのスキル

アフレコする声優

▼ 演じる力・アドリブこそ実力

声優の仕事は、声を使って芝居をすることです。

となれば演技力は、声優になるために何より大切なことは言うまでもありません。

声優としてデビューできるかどうかも、まずは演技力がどれほどあるかにかかっています。

演技力を測る上で、最も実力があらわれるのは、アドリブです。

アドリブは、脚本や演出には無いことを勝手に行うことなので、新人のうちは禁じ手なのですが、アドリブをする力が備わっていれば、ベースとなる脚本や演出に乗っかりながら柔軟な演技が出来ます。

柔軟な演技をすることは、デビュー以降も大切なので、アドリブをしなくても、意識の隅においておくようにしてください。

▼ 一般常識

声優といえど一般常識は、必要です。

挨拶の仕方や清潔感のある身なりなど、人として働く以上、常識を忘れてはいけません。

これからデビューして、社会に出るならなおさらです。

常識がないために粗相をしてしまい、第一印象でつまづいてしまうと、挽回するのは難しいものです。

オーディション会場での過ごすときや一緒に働く演出家や監督と接するときは、目上への礼儀と後輩への配慮を忘れないでください。

▼ 元気

元気のある人は、どこへいっても愛されます。

声を発する声優となれば、一層元気でありたいものです。

デビューする年齢がいくつであろうと、新人のうちから元気のない存在であると、いくら技術があっても、いつまで経っても名前を覚えてもらえないでしょう。

また、どこの業界の人でも元気な人は魅力的に見えます。

『あの人がいると収録現場が明るくなるから』といわれれば、技術とプラスαの魅力として受け入れられ、仕事が舞い込むきっかけになるので、常に元気を意識してください。

▼ 業界情報

業界情報に敏感になっておくこともデビューには必要です。

入所したい事務所の実績や演出家のクセ、流行のアニメの情報など、業界情報を知っておかないと会話が成立しづらくなります。

また、オーディションで好きな声優やアニメについて訊かれた時に、月並みな言葉しか言えない場合は情熱が少ないと思われることもあります。

声優業界を知っておくことは、とても小さなことに思えますが、知らないことによってデビューが遠のいてしまうこともあるので、最低限の情報収集は行うようにしてください。

▼ 根性

『辞めてしまえ』と言われても耐える根性を持って置くようにしましょう。言われた場合は、自分の存在を否定されているのではなく、声優に対する思いの大きさが試されていると思うようにしてください。

これは、声優に限らず、どの業界でもよくあることです。

傷つくきつい一言を言われたとしても、それは自分の声優への気持ちを磨いてくれていると思い続けるようにしましょう。